2008年6月4日水曜日

オオミズアオ♂


以前、この蛾の幼虫を載せたことがありましたが、今日は成虫に会えました。
「月夜の女神」と呼ばれるそうですが会ったのは真昼間でした。
幼虫は確かに太って大きかったのですが、こんなに立派な蛾になるとは・・・。

今日は休みでしたので昼まで野外で虫と遊び、帰りにいつものコンビニに寄ったらこの蛾がいました。
夜になったら活動するのでしよう。

1 件のコメント:

ASUZUKI さんのコメント...

>「月夜の女神」と呼ばれるそうですが

これは本種の学名が「Actias artemis」だったことから来ています。種小名の「artemis」はギリシア神話の月の女神(アルテミス)から採った名前です。

「だった」と過去形で書いたのはつい最近、この学名が見直されて現在の学名は「Actias aliena」となってしまったからです。

この辺の事情は「がいすと」さんこと神保博士のホームページのMothBlog+の中の2007年12月30日付記事をご参照下さい。

なお、アルテミスはウィキペディアによれば、本来は「山野の女神」だったものが後に本来の「月の女神」であるセレネーと混同されて月の女神とされたそうです。

月であれ森であれ今までは女神の称号をもらっていた気高い蛾だったものが、
aliena(アリエナ:縁故のない、変わった、他の、の意味だそうです)に変わってしまうことに「あり得ない!?」と嘆いている方は大勢いるようですが、時代の流れ?と受け止めるしかありません。

ちなみにここはすでに変更されています。(以前は、本州以南亜種が Actias artemis aliena、北海道亜種が Actias artemis sjoeqvistiでした。)

長くなり失礼しました。